関数型言語向き計算機アーキテクチャの一方式
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概要
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近年,種々の計算機アーキテクチャの研究が,並列処理・分散処理の観点からあるいはプログラミング言語の観点から行われている.本論文ではプログラミング言語Lispを対象とした関数型言語向き計算機アーキテクチャの一方式を提案し,その実験結果について報告する.このアーキテクチャは,(1)関数に適用する引数の並列評価機構,(2)データ駆動方式による引数の関数への適用,(3)条件式の逐次評価機構,に特徴づけられる.ハードウェアは,プログラム制御方式によらずに,ワイャード・ロジックにより構成された演算モジュール群を二つのバスに結合し構成されている.実験の結果,計算機システムの代表的なベンチマーク・プログラムであるtarai[8;4;0]関数を376msという相当の高速度で計算することを確認した.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1986-03-15
著者
-
楠 菊信
豊橋技術科学大学
-
飯田 三郎
豊橋技術科学大学第四工学系情報工学助教授
-
飯田 三郎
豊橋技術科学大学 情報工学系
-
下村 和弘
豊橋技術科学大学工学部情報工学系
-
木全 俊秀
豊橋技術科学大学工学部情報工学系
-
下村 和弘
豊橋技術科学大学工学部情報工学系:(株)日立製作所
-
木全 俊秀
豊橋技術科学大学工学部情報工学系:中部電力(株)
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