論理装置のデータバス構造自動合成の一手法
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概要
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プロセッサ等論理装置の動作仕様はレジスタ・トランスファ・レベルにおけるデータ転送動作, 演算動作等基本動作の系列として記述されうる. 本論文は, これら基本動作の系列を状態遷移図の枠組み内で記述する言語DDL-S(Subset of the Digital System Design Language)に基づき, 演算器, バス等の結合からなるデータパス構造を自動合成する手法を提案する. DDLに基づく既存の自動合成法では, 動作記述に含まれる基本動作相互間の並列動作性を解析しておらず, ほぼ1演算動作に対し, 1演算器を設ける手法を採っているため, 合成された資源の使用効率が低くなるという問題がある. これに対し, 次の合成法を提案する. (1)動作記述に含まれる条件文, ステート文に着目し, その構文情報を利用して, 基本動作相互間の並列動作/非並列動作を解析する. (2)互いに並列に動作しない演算動作のグループに対し1演算器を合成する. グループは, (イ)合成される演算器が非常識な構成にならない, (ロ)準最小演算器数で全演算動作をカバーできる, の2条件を満たすように選定する. (3)演算器合成後, 転送路の合成を行う. 転送路の並列動作/非並列動作を解析し, 互いに並列に動作しない転送路のグループに対し, バス, あるいは共同マルチプレクサを合成する. 既存アルゴリズムに比較し, 演算器の使用効率が2〜4倍となる実験結果を得た.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1985-07-15
著者
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