マクロ・アセンブラ・ジェネレータの開発
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概要
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マクロ・アセンブラ・ジェネレータ(MAG)は, 対象とする計算機の命令語の形式およびそれに対するアセンブラの言語仕様をマクロ定義の形で与えることにより, (マクロ)アセンブラとして働くマクロプロセッサである. MAGは, アセンブラを定義するのに便利なマクロ機能を持っており, そのマクロ展開は, 通常のマクロ機能が行うような文字列の置換え処理だけでなく, マクロ参照が2進データに置き換わるまで, マクロ展開を続行するところに特徴がある, したがって, 定義されたアセンブラ言語で記述されたユーザプログラム全体を, マクロ参照の列と考え, それらを, 上述のマクロ展開の機構により, 2進データ, すなわち, 機械コードに変換することができる. また, ラベルの定義および参照についても, それぞれ, マクロ定義およびマクロ参照として扱う. MAGによって, 種々のマイクロコンピュータやマイクロプログラム方式のコンピュータなど広範囲のアセンブラを簡単に作成することが可能である. 本論文では, MAGの機能およびその実現方法について, 基本的な考え方を述べる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1979-01-15
著者
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