モデル消去法に基づくSOL導出の実現
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概要
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本論文では, 与えられた公理集合の特徴節を計算する効率的な方法を提案する. 特徴節発見問題は結論発見問題の有用な拡張であり, この問題において我々はある "面白い"結論を作り出すことに焦点を当てる. 特徴節の概念はアブダクション, 非単調推論, 主項の生成, 知識コンパイル, および帰納的論理プログラミングを含む, 人工知能にとって興味ある種々の推論問題に有用である. そこで本研究では, 一階述語論理において特徴節を効率良く発見するSOL導出を実現した. SOL導出はOL導出にSkip操作を追加するか, またはSiegelのアルゴリズムを一階述語論理が扱えるように拡張することによって得られる. また我々は(弱)モデル消去法の棄却規則を用いたトートロジーと包摂チェック, 反復深化探索, および平坦化を含む, SOL導出の効率化を図る技術を提案する. これらを用いて実現したSOL導出を比較した結果, 弱モデル消去法の規則を用いたものが特に効率的であった.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-11-15
著者
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