P区間表 : 区間に関するプログラム作成問題のためのデータ構造
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概要
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数列の区間および数平面上の矩形の中で, 与えられた性質を有する最長あるいは最大なものを求める実用的なプログラム作成問題は多い. これらの問題はプログラミングの教科書等においても頻繁に取りあげられるが, 多くの学生が容易に理解可能な解法が知られていなかった. 本稿ではこれらの問題のサブクラスを効率良く一様に解決する目的でP区間表と呼ばれるデータ構造を提案する. そしてそれがO(n)時間およびスペースで作成できるための条件と作成法を示す. さらに, P区間表がプログラム作成問題の理解しやすい解法を与えることを, 大学のプログラミング演習を通じて検証したので, その方法と結果について報告する. 最後にP区間表の広範な適用能力を示すために, 新問題とP区間表に基づくその最適解法を与える.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-06-15
著者
-
二村 良彦
早稲田大学理工学部コンピュータ・ネットワーク工学科
-
二村 夏彦
School of Computer and Information Science, Syracuse University
-
白井 千恵子
早稲田大学理工学部
-
二村 夏彦
School Of Computer And Information Science Syracuse University
-
白井 千恵子
早稲田大学大学院理工学研究科
-
劉 咏梅
武漢大学
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