パラメトリックパッチとボリュームを用いた陰関数表現による幾何ソリッド
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概要
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この論文では, n次元の自由曲面で囲まれたソリッドの陰関数表現ヘn変数のパラメトリック関数を用いる定義法とその処理のための計算手法について論じる. パラメトリック関数は通常その定義域を限定して用いられ, 定義域の外では関数値が急激に増大あるいは減少し, 幾何モデルを定義するには適していない. そこで, 本論文では関数クリッピング操作を新たに導入し, R関数に基づく集合演算に用いられる陰関数表現された立体プリミティブと同じように, パラメトリック関数により表現されたプリミティブを取り扱うことを可能とした. また, 定義域が変更された場合に高速に逆マッピング (与えられた座標値に対応するパラメータ値の算出) を行う拡張 Bezier クリッピング操作を提案した. 提案する手法の有効性を示すために, 集合演算やオフセット, ハイパテクスチャ, モーフィングの例を示した. また, 応用例として, トリミングされたパッチの三角形分解を示した.
- 1997-04-15
著者
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