5 生物ゲノムの機能予測を目指して(<特集>ゲノム情報科学 : 観測技術の進展を支えるインフォマティクス)

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
タンパク質の3次元構造を1次元配列(アミノ酸配列)から推測する技術の1つに, ホモロジーモデリング法があり, 創薬の観点から注目されている.また, タンパク質の構造予測を競う国際コンテストに相当するCASPも盛んである.ここでは, 生物ゲノムの機能予測を目指した取り組みを, 配列解析やタンパク質モデリングによる研究の流れの中に位置付けて解説する.その際, アミノ酸配列のアライメントなど, タンパク質モデリングにおいて基本的かつ重要なキーワードを説明するとともに, モデリングに有用なデータベースのWebサイトなども紹介した.また, ホモロジーモデリング法の基本的な流れと筆者らが開発したタンパク質自動モデリングシステム(FAMS)の特徴を説明するとともに, 大腸菌と枯草菌ゲノムの遺伝子産物を大量にモデリングする際の技術論や評価方法, またタンパク質モデリングの国際コンステトであるCASPについて, 周辺の話題を解説する.
一般社団法人情報処理学会の論文
2002-01-15

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク