通信ソフトウェア向き超高級プログラミング言語IDLとその適用

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概要

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本論文では計算機ネットワークに代表される通信ソフトウェアを効果的に開発する超高級プログラミング言語IDLを提案し, 同時にその適用結果と評価について述べる. IDLは有限状態機械に基づいた言語であり, 有限状態機械の概念をそのまま言語上の構文に反映させているため, 従来広く用いられてきたプロトコルの状態遷移図表現との対応関係が明確な言語となっている. そのため, 状態遷移図で表現されたプロトコルの仕様が与えられると, それをインプリメントする通信ソフトウェアを容易にプログラミングすることが可能である. したがって, IDLを用いると通信ソフトウェアの開発コストの減少や, 記述内容の理解性の向上が期待できる. また, IDLコンパイラを備えているため, 記述された内容がそのまま実行可能となる. さらに, 有限状態機械を階層的に表現する機構や, 多様な事象入力を表現する機構を備えているなどの特長を有している.
一般社団法人情報処理学会の論文
1985-11-15

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