DNSの正引き応答を利用したパケットフィルタリングによるコンピュータワームの増殖抑制(ネットワークセキュリティ)
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概要
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本論文では,DNSの正引き応答を利用したパケットフィルタリングを提案する.インターネット上のホストの通信において,ユーザはDNSを利用するが,コンピュータワームはDNSを利用しない.この特徴に基づいて,提案手法は,DNSの正引き応答から得られたIPアドレスヘの送信を許可し,それ以外のIPアドレスヘの送信をWilliamsonのウイルス・スロットル(virus throttle)により処理する.シミュレーション実験では,提案手法は,ウイルス・スロットルによって発生する送信の遅延時間を飛躍的に短縮し,コンピュータワームの増殖を速やかに阻止できることを示した.さらに,DNSを利用しないコンピュータワームであれば,たとえ感染しても,提案手法はコンピュータワームの増殖だけを阻止し,ユーザは継続して通信できることを示した.
- 2004-10-15
著者
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