パイプラインリクエストを考慮したWebキャッシングプロキシ上での配送順序変更方式(ネットワークサービス基礎)(<特集>「インタラクション:理論,技術,応用,評価」)

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概要

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Webページの配送に用いられるHTTP/1.1では,サーバやプロキシはクライアントから要求された順序でWebオブジェクトを配送する仕様になっているため,プロキシがパイプラインリクエストを受信した場合,キャッシュの状況によっては効率的にWebオブジェクトを配送できない場合がある.本論文では,クライアントからの各リクエストに識別子を記述するようにHTTP/1.1を拡張し,プロキシからのレスポンス順序に関する制約をなくすことにより,Webページの配送を高速化する手法を提案する.また,その実装と実測評価を行うとともに,実際のプロキシのアクセスログを用いて理論的評価を行った.その結果,提案方式はデータサイズの大きいページを配送する場合や,サーバの処理遅延が大きい場合に特に有効であることを示した.
一般社団法人情報処理学会の論文
2003-11-15

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