移動網におけるベストエフォートIPパケット通信に適した可変レート音声画像通信システム(<特集>次世代移動通信ネットワークとその応用)
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概要
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我々は,狭帯域・低品質な移動網や広帯域・高品質なイントラネット等の様々なIP(Internet protocol)パケット網で,音声・画像によるリアルタイムIP通信を行うために必要となる以下の方式を開発した:(1)符号化速度8kbps〜数Mbpsの可変レート音声画像符号化方式,(2)高いパケット廃棄率に対応可能な廃棄パケット補間方式,(3)大きな遅延ゆらぎに対応可能な遅延ゆらぎ吸収方式,(4)ユーザプログラマブルな符号化パラメータ設定機能を持つ符号化パラメータ制御方式.また,上記方式,および安定性と帯域変動に対する追従性に優れたTCP-friendlyな輻輳制御アルゴリズムMAQS(the maximum throughput and QoS guaranteed congestion control algorithm)を実装した可変レート音声画像通信システムを開発した.本システムにより,移動および有線網におけるベストエフォートサービスを利用して,音声.画像によるリアルタイム通信を安定した品質で提供できるようになった.本論文では,本システムの概要と実験網による性能評価結果を述べる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2002-12-15
著者
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石場 正大
株式会社ワイ・アール・ピー移動通信基盤技術研究所:(現)三洋電機株式会社デジタルシステム研究所
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佐藤 仁樹
株式会社ワイ・アール・ピー移動通信基盤技術研究所:(現)公立はこだて未来大学
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笠間 俊夫
株式会社富士総合研究所
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有馬 太公
株式会社富士総合研究所
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安川 祥正
株式会社富士総合研究所
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木村 東樹
株式会社富士総合研究所
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