570. 北上山地から産出した下部三畳紀アンモナイト
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概要
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北上山地南部の下部三畳系は下位より平磯層・大沢層の二層よりなるが, 平磯層よりScythian最初期を代表するGlyptophicerasが産出し, また, 大沢層の中部付近からScythian後期を示すMeekoceras動物群を検出した。宮城県女川町小乗の大沢層と上位の風越層との境界付近からはLeiophyllites動物群が産出し, その結果, 北上山地の下部三畳系はOtoceratanよりProhungaritanに至る一連の層序が発達していることが明らかとなった。
- 日本古生物学会の論文
- 1970-09-30
著者
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坂東 祐司
Department Of Geology Faculty Of Education Kagawa University
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坂東 祐司
Department Of Geology Kagawa University
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