786. 九州東部の下部白亜系佩楯山層群から産したウニ化石
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概要
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大分県の秩父帯に分布する下部白亜系佩楯山層群の上部層から産したウニ化石について, Heterasterの3種(既知種・新種・同定不能種)及びPseudowashitasterの1種(既知種)を識別し, 古生物学的記載を行った。Heterasterの新種は和歌山県湯浅地域の有田層の上部層(下部バレミアン)からも産する。Heterasterの既知種は秩父帯の他地域の下部バレミアンから, Pseudowashitasterの1種も同じく下部・上部バレミアンから知られている。佩楯山層群の上部層はアンモナイトによって下部バレミアンに対比されており, ウニ化石の層位はこの対比論と矛盾しない。
- 日本古生物学会の論文
- 1984-12-30
著者
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野田 雅之
Minami-Oita Junior High School
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田中 啓策
Geological Survey Of Japan
-
田中 均
Institute Of Geology And Mineralogy Faculty Of Science Hiroshima University
-
田中 均
Institute Of Geology And Mineralogy Hiroshima University
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