684. Discoactinoceras と新科 Discoactinoceratidae
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概要
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DiscoactinocerasはHuroniidaeやPolydesmiidaeに入れられていたが, 体管内に初めは珠角石型で, 後には内角石類と類似する堆積物を生ずる点で上記二科とは全く異っている。その隔壁頸はArmenoceras型でArmenoceratidaeと同一祖先から分化して来たと考えられるが, 隔壁は縦断面で直線的で, 両端部で急に折れ曲って, やゝS字状を呈している。これらの特性からも新科は他の諸科と異り, 珠角石類中の1科をなしている。南朝鮮産の素木コレクション中にはDiscoactinoceras cf. multiplexumとD. okdongense, sp. nov.とがあり, 本属模式種のDiscoactinoceras multiplexumと共にこれらをここに詳しく記載した。
- 日本古生物学会の論文
- 1978-04-30
著者
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