540. 鴇ケ谷植物群 (手取統(テドリアン)) に産出した Taeniopteris について
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概要
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石川県手取川(テドリガワ)流域の手取統岩層群を研究中の大村が1965年夏, 石川県尾口村鴇ケ谷地区で採集したTaeniopteris 2種を報告する。その中のT. vittataは本邦のJurasso-Cretaceous岩層には最初の産出である。この種に関連して, 手取統の小史を述べてみたが, 従来の手取統即上部ジュラ系の観念は蔭をひそめなければならないと思う。また, 従来の手取植物群の産出岩層である手取川流域の桑島累層に, 各々の構成種としては大差を認めることは出来ないが, 下位より鴇ケ谷, 加賀, 紅滝の三植物群を認める事が出来た。
- 日本古生物学会の論文
- 1968-09-30
著者
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松尾 秀邦
Department of Geology, College of Liberal Arts, Kanazawa University
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大村 一夫
Department Of Geology College Of Liberal Arts Kanazawa University
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松尾 秀邦
Department Of Geology College Of Liberal Arts Kanazawa University
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