日本産シンカイテナガエビ属の1新種
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概要
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奄美大島南東沖の水深789-815 mと土佐湾の水深44-510mから採集された計2個体の標本に基づいてシンカイテナガエビ科Bathypalaemonellidaeシンカイテナガエビ属Bathypalaemonellaの新種B. hayashii(和名:シンカイテナガエビ)を記載した.本新種は,Toriyama et al..(1990)により, Bathypalaemonella sp.として土佐湾から報告されていたものである.本新種は,大西洋から報告されているB. serratipalma Pequegnatに近縁であると考えられるが,いくつかの形態的特徴で容易に識別できる.インド西太平洋産のものとしては,他に5種が本属には知られているが,いずれも熱帯域に分布するものであり,温帯城まで分布をひろげているものとして本新種は注目される.
- 日本甲殻類学会の論文
- 1995-12-15
著者
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