2000-CSEC-10-12 秘密鍵を特定できない暗号
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概要
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多重アファイン鍵暗号は、実質的に一変数アファイン関数で構成されていて、1バイトあたり整数の掛け算を0.5回程度しか実行しない。パソコン(PentiumIII600MHZ, Delphi5.0のみで記述されたプログラム)上で573MBits/Sec以上の暗号化速度をソフトウェアのみで実現できる。一方、本暗号は新しい単純な安全性の仕組みを持っていて、平成11年5月に暗号理論の専門家たちに本暗号を公表して以来、解読の手がかりは見出されていない。この安全性のアイディアをさらに発展させ、「暗号の塔」を構成すると、秘密鍵を特定できない暗号を構成できる。弱鍵を使用しないことを仮定すると、この「暗号の塔」を解読することは非常に困難であることが導かれる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2000-07-25
著者
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