DSRCプラットフォームの研究開発動向の紹介 : 低リソース車載器対応サブプラットフォームの研究開発
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概要
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道路交通における種々の問題を解決するために、高度な情報通信技術を利用したITS(Intelligent Transport Systems:高度道路交通システム)の実用展開が進んでいる。日本においては、VICSの実用化に続いて自動料金収受システム(ETC:Electronic Toll Collection system)の試行運用が開始された。ETCシステムは、今後増々の高度化・応用が期待されるDSRC(Dedicated Short Range Communication:専用狭域通信)を利用している。DSRCに関しては1997年11月、路車間無線通信の標準としてARIB(Association of Radio Industries and Businesses:社団法人電波産業会)の標準規格STD-T55が制定されている。本稿は、DSRCを利用したITSサービスを広く普及、促進するため、DSRCとアプリケーション(AP:Application)の中間に位置するDSRCプラットフォームの研究動向、特に幅広い応用が期待される低リソース車載器対応サブプラットフォームについての研究動向を紹介するものである。なお、本DSRCプラットフォームの研究開発は、通商産業省の平成10年度第三次補正予算を受けて、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から(財)自動車走行電子技術協会(JSK)が受託したDSRC応用研究プロジェクトの一部であり、日本電気(株)、(株)東芝、(株)日立製作所、三菱電機(株)、沖電気工業(株)の5社が同協会からの再委託により実施したものである。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2000-11-30
著者
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