薬剤投与からみたクリニカルパスの定量的比較システム開発の試み(モバイルグループウェア,発想支援,XML応用)

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概要

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医療の質の向上と効率化を目指して、多くの病院でクリニカルパスというケア管理手法が導入されている。クリニカルパスを活用することによって医療機関は在院日数の短縮、ケアのばらつきの減少、病院収入の増大という効果をあげることが可能になるが、現在、実用化されているクリニカルパスは医療機関において個別に作成されているもので標準化されてはいない。クリニカルパスを電子化し膨大なデータの分析や病院間での相互比較を通じてより良い患者ケア手法を探索することは医療評価の観点から非常に重要な課題であるが、クリニカルパス記述形式に混乱があるため困難であった。本稿では、患者ケアに大きな比重を占める薬剤の投与行為、すなわちクリニカルパス中の投薬行為をXMLで記述することによって異なる医療機関における投薬の相互比較を可能にするシステムを実装したので報告する。
一般社団法人情報処理学会の論文
2003-05-22

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