ラッコの妊娠後期における胎子死亡例(繁殖学)
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概要
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推定妊娠189日目のラッコ(Enhydra lutris)が膣より出血した。その前日より食欲廃絶し,以後摂餌不良となった。レントゲン検査や母獣の行動から胎子の死亡を疑った。オキシトシン5,10,20単位,プロスタグランジンF_<2a>10mgをそれぞれ投与したが,出産までには至らなかった。帝王切開により死亡した胎子(オス,全長51.6cm,体重1.93kg)摘出を行ったが,母獣も麻酔(イソフルレン,導入5%,維持2〜4%)から覚醒することなく死亡した。
- 日本野生動物医学会の論文
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