日本語教員養成課程履修生の考える「良い日本語教師」のイメージ(1)
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概要
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教員養成においては実習と振り返り、内省のサイクルを繰り返すことにより教師としての力を増していくと考えられる。本研究では個人の学び,成長について詳しく知るために、大学の日本語教員養成課程履修生6名を対象に、PAC分析による半構造的面接を行い、各自の抱く「良い日本語教師像」のイメージ構造について考察した。同時に個人の経験の多寡がそのイメージ構造にどのように影響を与えるかも検討した。その結果、各個人に特有の「良い日本語教師像」が明らかになった。経験の多い履修生には、少ない履修生よりも、経験からの学びがより反映される傾向が見られたが、全員に教師と学生の関係に関わる重要な気づきが観察された。また、履修生自身によるデンドログラム(樹状図)の解釈は個人独自の学びや成長にもつながることが示唆された。
- 2004-03-29
著者
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