ソーシャルワークにおけるLife Model理論に基づく地域リハビリテーションに関する研究 : 宮城県における高次脳機能障害者への実践例をもとにして
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究ではソーシャルワーク領域のLife modelの視点を取り人れたLife modelによる地域リハビリテーションの可能性を検討することが目的である。Life modelでは、障害者の主体的な生活の獲得と自己実現に価値が置かれる。そのため障害者は支援を受けるだけの存在ではなく、自分自身の障害を自覚し専門職者とともに自ら生活のしづらさの解決に取り組むという特徴がある。医学モデルによるリハビリテーションは、障害を軽減・回復を目指すことで自立を達成しようという支援であった。しかし、高次脳機能障害者のように、身体機能・知的機能は正常範囲まで回復しても、社会生活に適応できないケースには効果的な働きかけができない。医学的リハビリテーションから引き継ぎ、生活のなかで自己実現を目指す、Life modelによる地域リハビリテーションが求められている。
- 仙台白百合女子大学の論文
- 2004-01-31
著者
関連論文
- 精神障害者の地域生活支援の在り方について--相談支援事業所+らiふの実践からの考察
- 利用者とソーシャルワーカーとの意思疎通を促進させる「ツール」開発の研究--臨床場面での試用を踏まえて
- 社会福祉士養成教育における実習・演習カリキュラムの具体的展開に関する研究 : 実習先施設利用者・職員、教員の協働によるプログラム作成及び試行をふまえて
- 厚生労働省における高次脳機能障害支援モデル事業に関する研究
- 「Life Model」リハビリテーション実践とその効果に関する研究
- 研究と実践報告 高次脳機能障害者に対する生活モデルによる職業リハビリテーションプログラムに関する研究
- 利用者からみた社会福祉施設サービスの評価に関する研究 : ある特別養護老人ホームにおける調査の結果
- わが国の福祉サービス評価の歩みと現状
- 当事者活動を活用した難病患者への支援 (特集 難病のリハビリテーション--神経筋疾患を中心に)
- 地域における高次脳機能障害者支援の実践 (高次脳機能障害リハビリテーション実践マニュアル) -- (高次脳機能障害者に対する社会資源)
- ソーシャルワークにおけるLife Model理論に基づく地域リハビリテーションに関する研究 : 宮城県における高次脳機能障害者への実践例をもとにして
- 実践報告 グループホーム・作業所における生活支援 (特集 頭部外傷に対する作業療法)
- グループホーム希望者の特性に関する研究
- デイサービスプログラムの評価活動に関する研究
- 仙台市における高次脳機能障害者への地域支援に関する研究