近世におけるヨーロッパと日本・中国 : 東西文化交流史の試み(第二報)
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概要
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本論は,さきに当紀要に発表した(1988年12月)同名の論考の続きをなすものである。論考全体の目的は,15世紀末から大躍進をみせたヨーロッパの爆発的な,地球的規模の展開が,アジア,とりわけ日本や中国とどのように係わり,これらに対しどのような変革を迫ったか,またこのこと自体ヨーロッパにいかなる反作用を及ぼしたかを,歴史的・文化的次元で論ずるにあるが,本論は,前回のポルトガル及びスペインの発展の記述のあとをうけ,イギリスとオランダのアジア進出のありさまをたどり,東西の交渉を俯瞰する。Ce present essai fait suite a l'article que nous avons publie sous le meme sujet en 1988.Nous avons pour objet cette fois de decrire les faits historiques et culturels qu'ont traces au 17^e siecle les deux puissances europeennes,les Anglais et les Hollandais dans plusieures regions asiatiques.De ce travavail,nous essayons notamment de decouper des episodes signifiants des echanges culturels entre l'Europe et le Japon.
著者
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