1880年代の香川県における町村財政の実態
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概要
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小稿は、香川県下の丸亀市街東組、大川郡富田東村、同田面村、同田面村外1ヶ村の行財政資料を使って、いわゆる協議費財政とその後の区町村費財政の時代における町村財政の実態を明らかにしようとする。小稿においてえられた結論の1つをのべれば、農村部の大川郡富田東村、同田面村においては教育費が村の財政を大きく圧迫しており、その後の村財政の将来を暗示していることである。また、教育費は授業料の他に地価割、戸数割(戸別割)によりまかなわれ、国民に対する基礎的行政サービスである教育費は村民が全面的に負担していることが明らかになった。
- 尾道大学の論文
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