高温度に於ける鋼の匍匐に就て(第2報)
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概要
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Ni-Cr鋼に就き第1報^<(2)>と同様な研究をして比較考察の結果同様な諸結論を得た。但し匍匐曲線第1期週の率減は粘性變形による結晶滑り面への剪斷分力の減少と滑り面彎曲のためであり、第2週期率増は局部收縮及再結晶によるのでなく硬化の停止と變形に伴ふ實内力の僅かな増加のためである事を更に詳論し、内部の結晶變形に就ても詳しい組織の解析により、歪線生成による非粘性局部變形と粒の伸長、歪線の引直等による粘性變形とより成ることを究めた。又變形様式の圏界は材料の性質を示すものとも論じ得るのである。
- 一般社団法人日本機械学会の論文
- 1932-12-01
著者
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