イレウス死因に関する免疫血清学的研究 : 腸内細菌, 特に大腸菌群を中心として
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概要
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The authors studied immunoserologically on the cause of death in the intestinal obstruction and the following results were obtained: 1) E. coli group of bacilli were found to be increased in the closed loop of the intestine and ascites of the patients and dogs of the intestinal obstruction. However, in the dogs administered Furamycetin, the increasing number of E. coli was inhibited the histopahological changes was also slightened and the survival time was remarkably prolonged. 2) Macromolecular substances such as endotoxin and DNA-fraction of E. coli were demostrated in the blood and ascites following to the process of the patients and dogs of intestinal obstruction. How-ever, in the cases administered Furamycetin the appearance of macro-molecular substances of E. coli was clearly inhibited. 3) Acetylcholine and catecholeamine was demonstrated to be increased in the blood of intestinal obstruction, however in the cases administered Furamycetin the increase of actylcholine and catecholaemine content in the blood was also inhibited. 5) Protective effect of antihistamine (Pyribenzamine), anti-serotonin (Cyproheptadine), anti-plasmin (Transamine) and anti-acetylcholine (Atropin) drugs againt the challenge of lethal endotoxin to mice were investigated and the most protective effect was demonstrated in the atropin treated mice. These results suggest that the remarkable increase of acetylcholine in the blood of the intestinal obstruction may be closely related to the appearance of macro-molecular substances of E. coli.
- 日本アレルギー学会の論文
- 1966-03-30
著者
-
山下 精彦
日本医科大学大学院医学研究科臓器病態制御外科学(第1外科)
-
恩田 昌彦
日本医科大学第一外科
-
代田 明郎
日本医科大学第1外科
-
山下 精彦
日本医科大学
-
柴 積
日本医科大学第1外科
-
服部 博之
日本医科大学松倉外科
-
柴 積
日本医科大学細菌学教室
-
服部 博之
日医大外科
-
加藤 裕康
日本医科大学松倉外科同細菌学教室
-
富田 一男
日本医科大学松倉外科教室
-
恩田 昌彦
日本医科大学
-
富田 一男
日本医大松倉外科
-
代田 明郎
日本医科大学松倉外科教室
-
柴 積
日本医科大学松倉外科教室
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