選択的β_2アドレナジック刺激薬の抗喘息効果と薬物耐性(In Vivo)
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概要
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選択的β_2刺激薬の抗喘息効果と薬物耐性について検討し, 以下の成績を得た.1. ovalbumin感作モルモットにおいて, ovalbumin吸入による実験喘息の誘発を40時間以内に5回おこなった結果, いずれも同程度の気道収縮がみられ, 再現性は良性であった.2. 該当抗原吸入15分後におけるZ_Rの変化を指標として検討したところ実験喘息はsalbutamol 4000μg/kg, terbutaline 1000μg/kg, fenoterol 1000μg/kg皮下注射により約80%抑制された.3. salbutamol 4000μg/kg, terbutalin 1000μg/kg, fenoterol 1000μg/kgを30分間隔で反復10回皮下注射したところ, 実験喘息抑制効果の減弱がみられた.4. 抑制効果の減弱はterbutaline, salbutamolの順に強く, fenoterolではきわめて軽度であった.5. 減弱した抑制効果は反復投与18時間後には回復した.
- 日本アレルギー学会の論文
- 1981-11-30
著者
-
信太 隆夫
国立相模原病院
-
荒井 康男
国立相模原病院 臨床研究部
-
新田 啓次郎
国立相模原病院アレルギー臨床研
-
新田 啓次郎
国立相模原病院アレルギー臨床研究部
-
塩田 浩正
国立相模原病院リウマチアレルギー臨床研究部
-
新田 啓次郎
国立相模原病院
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