遅延型過敏反応のEffector Phaseでのヒスタミンによる制御
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概要
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近年, リンパ系細胞のある亜分画にヒスタミンレセプターが存在し, これらの細胞系が免疫反応の制御に関係していると考えられつつある.本論文では, DNFBで誘導したDTHのeffector phaseにおけるヒスタミンの影響をin vivoで研究した.高濃度のDNFBで誘導したDTHは, effector phaseにヒスタミンを投与すると抑制されたが, 低濃度のDNFBで誘導したDTHはヒスタミンにより増強された.この現象は主にhistamine-2 receptorを介したものと考えられた.adult thymectomyを行つたマウスでは, ヒスタミンの影響はみられなかつたことより, ヒスタミンはATX sensitive cell(TDTH amplifier cellもしくはTsamplifier cell)を介してDTHを制御すると考えられた.in vitroで感作リンパ球をヒスタミンで処理し, 前感作したrecipient miceに移入してもDTHを制御し得た.
- 日本アレルギー学会の論文
- 1980-12-30
著者
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