吸入療法としてのDisodium Cromoglycateの治療効果
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概要
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麻酔科吸入療法外来において20例のIntal療法を行なった症例からその効果を次のごとく評価した.1)アトピー型に特に有効であり, 混合型で慢性, 感染型の傾向が加味されるほど効果は悪い.2)若年者に"より有効"で, 40才以上ではやや効果は期待されにくい.3)効果の発現は早い者で2-5日目に現われ, 症例によっては発作誘発の直前に吸入して1cap.で即効を示す場合もある.4)気管支拡張剤, ステロイドの使用量減少ないし中止も可能であることからも一般臨床経過の改善が証明できる.5)肺機能の改善も呼吸抵抗, ピークフロー, ローソクテストにより確認できた.以上のごとく, Intal吸入療法は従来のいかなる薬剤より副作用が少なく安全で, 気管支喘息の治療上使用すべき有力な手段であると考える.
- 日本アレルギー学会の論文
- 1973-06-30
著者
-
津田 喬子
名古屋市立大学大学院医学研究科危機管理医学
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津田 喬子
名古屋市立大学医学部麻酔・蘇生学
-
木村 裕
名古屋市立大学医学部麻酔学教室
-
後藤 幸生
名古屋市立大学医学部麻酔科学教室
-
後藤 幸生
名古屋市立大学医学部麻酔科
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