ヘモグロビンの構造と血清学的特異性の関係についての研究 第2報 : ウマヘモグロビン, αおよびβ鎖ならびに各トリプシンペプチドの血清学的活性について
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概要
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ウマヘモグロビンの抗原性はヘモグロビンを精製すると減弱する.ウマヘモグロビンのα鎖は in vitroにおいてもin vivoにおいても抗原性を示したが, β鎖の抗原性はin vitroにおいてのみ弱く認められた.またα鎖の抗原性もヘモグロビンに比べると弱かった.グロビン, αならびにβ鎖から得た各トリプシンペプタイドをハプテンとする沈降反応の阻止試験の成績からして, グロビンおよびα鎖由来の2, 3のペプチドは重曹反応, Ouchtertonyテストとも完全阻止を示した.他の2, 3のペプチドでは不完全阻止がOuchterlonyテストでみられた.β鎖由来の2, 3のペプチドでも重曹反応における阻止が認められた.これらの成績にもとづいてヘモグロビンの構造と血清学的特異性の関係について検討を加えた.
- 1971-09-30
著者
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小島 良平
東京都心身障害者福祉センター
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小島 良平
協和醗酵東研
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馬場 治次
協和醗酵東京研究所, 協和醗酵富士工場
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馬場 治次
協和醗酵東京研究所 協和醗酵富士工場
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小島 良平
協和醗酵東京研究所
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