バレーボールにおけるコンビネーションプレーの位置づけとその内容
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概要
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バレーボールのゲーム中に,各プレーヤーに要求されるプレーは,ボールを伴うプレーばかりでなくボールを伴わないプレーも数多く存在する。しかし,現状のバレーボールの技術の捉え方からするとボールを伴わないプレーは,それが,どこに位置づけられるのかがあいまいになっている。そこで本研究では,ボールを伴わないプレーを味方プレーヤー間の相互関係として置き換えることにより,個人プレーとチームプレーの間にある通過力としてのコンビネーションプレーと位置づけた。また,このコンビネーションプレーを成立させる最小単位は,2人のプレーヤーであり,これを成立させる構成要素には,ゲームの中に現われるプレーヤーの役割から割り出されたプレーの仕方があり,これについても言及した。The volleyball game demands various types of plays from each player.The plays are not only ones of contacting a ball but also ones of not contacting a ball.But,When the plays in volleyball are considered,the plays of not contacting a ball don't have a clear meaning.In this study,the plays of not contacting a ball were rearranged as the mutual relationships of the players in team,and were referred to the combination-play as through-put existing between individual plays and team-plays.Furthemore it was mentioned that the combination-play was composed of at least two players,and the elements for the combination-play were deduced from the role of players in the game.
- 大阪教育大学の論文
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