八重山諸島産コ***ギノポーラ科及びネマトプラナ科の順列目渦虫3種
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概要
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八重山諸島の石垣島と波照間島の海岸での,Vannuccia hirutai(Coelogynoporidae),Ezoplana masacoae,それにE.oxygona(Nematoplanidae)の存在が確認された.3種はともに北海道沿岸にも産し,その個体群と比較すると,特にV.hirutaiで副交接茎の数の変異の幅が狭いことを除いて,特別な変異は見いだされなかった。八重山諸島にこれら3種が出現したことは,いずれも,幅広い温度範囲に生息可能な広温性の種であることを示す.これにより,今まで分布が全く確認されていないインド-西太平洋域でのこれら2科の渦虫の存在が推測される.
- 日本動物分類学会の論文
- 1992-01-31
著者
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