初島冷水湧出域のハオリムシ棲管に共生するProtomystides属多毛類の1新種
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概要
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相模湾初島沖の冷水湧出域に発達するシロウリガイ群集にはハオリムシの未記載種が棲息しており,丈夫な棲管によって海底の岩等に付着している.海洋科学技術センターの"しんかい2000"のダイブ316によって,多数のハオリムシ標本が採取され,その棲管にサシバゴカイ科Protomystides属多毛類の1新種が付着しているのが見いだされたのでP. hatsushimaensisと命名して報告した.本種は災い穎状の複剛毛先端部を持ち,同属の他種とは容易に区別される.同様な剛毛はガラパゴスの熱水湧出域に棲息するGalapagomystides aristataにも見られるが,頭部の形態によって2属は分類されている.
- 日本動物分類学会の論文
- 1988-12-25
著者
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