オオグソクムシの管状生痕の形成
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概要
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深海底から採集したオオグソクムシ3個体を,S-M採泥機内の深海底泥上に放して生痕形成を観察した.1個体のみが管状生痕を形成した.その長さは約20cmで,オオグソクムシの体長の約2倍であり,その横断面は楕円型であった.MATSUOKA and KOIDE (1980)によれば化石種Bathynomusでも,大きさこそ異るもののこのような生痕をつくることが知られており,これらのことからこうした管状生痕は,現生のすべての種に見られるであろうと推定される.
- 日本動物分類学会の論文
- 1985-12-25
著者
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