ソコシラエビの幼生
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概要
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伊勢湾とその隣接水域のプランクトン試料に基づき,ソコシラエビLeptochela gracilisのゾエア幼生1〜5期と後期幼生1〜5期を記載した。ゾエア幼生の特徴は,(a)額角は平滑で先端尖る,(b)甲殻背側の前後部に各1背中瘤,(c)第1触角内外葉とも無節,(d)第2触角外葉に先端棘,(e)大顎は副肢欠く, (f)第1下顎内葉の各節に2棘毛, (g)第2顎脚内葉先端に強い鉤状棘,(h)腹縁は鋸歯欠く。後期幼生は(1期を除いて),他のLeptochela属の幼生からは第5腹節背後縁の強い鉤状棘によって区別される。本研究の後期幼生5期の形態よりみて,ソコシラニビの後期幼生は少なくとも6期以上あると推定される。
- 1980-06-25
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