Myodocopina亜目のカイミジンコAsteropteron fuscum(G.W. MULLER)の再記載とその幼生について
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概要
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Myodocopina亜目のカイミジンコの後期発生に関する第4報として,G.W. MULLER (1890)により江ノ島から報告されたAsteropteron fuscum(Cyclasteropinae亜科:Cylindroleberididae科)について,天草からの標本に基づきその全ての発生段階を報告する。本種は採集個体のサイズおよび付属肢の形態から,孵化以後4令を径て成体に達すると考えられる。第1触角第4節上の剛毛の出現パターン,第6肢・7肢の形態分化過程は,これまでに知られているMyodocopinaの幼生とほとんど同じである。雌雄は第2令から第2触角内肢の形態より判別できる。また,雌雄のサイズの差が後期幼生および成体で顕著である。なおMULLERの報告した雄は,成体ではなく最終幼生段階の雄である。
- 1979-12-10
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