プラスチック材料の疲労き裂進展に及ぼす単一過大荷重の影響 : PVC, PMMAおよびPAの場合
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
The effect of a single peak overload on the fatigue crack propagation was investigated in poly-vinyl cloride (PVC), polymethyl methacrylate (PMMA) and polyamide (PA). he results obtained are summarized as follows: (1) A single peak overload was found to cause the acceleration of crack propagation during overloading and the retardation after overloading in all materials used. (2) The acceleration factor of crack propagation due to the overload was higher than that reported in metals. Especially PMMA which is a brittle material showed a remarkable acceleration. (3) The maximum retardation occurred immediately after the overload and the so-called delayed retardation was not observed in all the cases. The maximum retardation rate was fairly high in ductile PVC and PA, but extremely low in brittle PMMA. (4) The application of a single peak overload showed a tendency to prolong the fatigue life in PVC and PA since the retardation effect was larger than the acceleration effect, but in PMMA the retardation effect was small and the life was shortened under a certain condition. (5) From the examinations of fracture surface and crack closure, it was inferred that the craze formed at the crack tip and the blunting or orientation hardening at the crack tip played an important role for the acceleration and retardation, respectively.
- 社団法人日本材料学会の論文
- 1989-09-15
著者
関連論文
- 非晶性ポリエステルの疲労き裂進展挙動
- 336 硬質ポリ塩化ビニル平滑板の疲労き裂発生と進展に関する研究
- 338 ABS樹脂溶接部の低温特性に関する研究
- アクリル変性ポリ塩化ビニル溶接部の低温特性に関する研究
- 434 ポリカーボネート溶接部の低温特性に関する研究
- ポリプロピレンの溶接性および接着性に及ぼす放射線照射の影響
- ポリメチルメタアクリレ-ト接着部の環境部の環境劣化についての一実験的考察
- ポリエチレン溶接部に及ぼす放射線照射の影響
- ポリプロピレン溶接部の低温特性に関する研究
- 233 アクリル変性ポリ塩化ビニル溶接部の低温特性に関する研究
- 336 ポリプロピレンの接着性におよぼす表面酸化処理の影響
- 211 カーボン繊維ハイブリッド薄板構造に関する研究
- 204 ポリエチレン溶接部におよぼす放射線照射の影響
- 360 ポリプロピレン溶接部の低温特性に関する研究
- ポリカーボネートの疲労き裂発生と破断寿命に及ぼす応力比の影響
- (α+γ)二相ステンレス鋼の引張性質と破壊に及ぼす475℃時効および750℃時効の影響
- 一方向強化CFRPのピエゾ抵抗特性に及ぼす温度効果の実験的解明
- CF/PESおよびCFRP/PESの電気抵抗の温度依存性
- ポリカーボネートにおける二段二重変動荷重下の疲労き裂進展挙動
- ポリカーボネートの二段二重変動荷重下の疲労寿命
- ポリカーボネートの疲労き裂発生と破断寿命に及ぼす環境効果
- ポリカーボネート板の疲労き裂進展の板厚依存性
- ポリカーボネートの疲労き裂進展に及ぼす環境剤の影響
- 306 ポリカーボネートの疲労破面形成におよぼす応力比の影響 : 低ΔK領域の場合(高分子・力学・成形)
- (α+γ)二相ステンレス鋼における超塑性変形中の均一微細組織の生成とキャビティの生成挙動
- 208 (α+γ)二相ステンレス鋼の超塑性変形とこれを利用した均一微細組織の生成(変形特性)
- (356)愛媛大学工学部における初等・中等教育との連携(セッション105 生涯学習支援・地域貢献・地場産業との連携V)
- 愛媛大学工学部における初等・中等教育との連携
- 『匠の技』講演会を活用した工学教育の試み
- 81 「匠の技」から学ぶ(工学教育の個性化・活性化I,第21セッション)
- 115 非晶性ポリエステルの疲労き裂進展(材料力学III)
- 1-21 微視的組織を変えた低炭素鋼の疲労挙動に及ぼす焼入れ時効の影響
- 超塑性変形を受けた(α+γ)二相ステンレス鋼の疲労挙動
- 高分子材料の疲労き裂進展に及ぼす圧縮応力の影響
- 314 超塑性変形を受けた(α+γ)二相ステンレス鋼の疲労挙動
- 熱サイクルを受けたCFRPの損傷挙動
- プラズマ溶射セラミック被覆鋼の回転曲げ疲労 (溶射特集号)
- 2017-T3 Al合金および SUS 304 鋼における疲労き裂成長に及ぼす負の応力比の影響
- 高分子材料における破壊じん性に関する一検討
- ポリカーボネートの疲労き裂進展における加速および遅延現象と破面の様相
- 201 ポリカーボネートの疲労き裂進展における加速および遅延に対するフラクトグラフィ的検討(高分子の疲労と破壊)
- ポリカーボネートの疲労き裂進展挙動に及ぼす単一過大荷重の影響
- 305 ポリカーボネートの疲労き裂進展挙動に及ぼす単一過大荷重の影響(高分子材料)
- 110 銅の疲労き裂進展挙動におよぼす引張予加工の影響(残留応力場の疲労き裂)
- 冷間圧延されたポリカーボネートの疲労き裂進展
- プラスチック材料の疲労き裂進展に及ぼす単一過大荷重の影響 : PVC, PMMAおよびPAの場合
- 318 各種プラスチック材料の疲労き裂進展に及ぼす単一過大荷重の影響(高分子およびその他の非金属材料)
- 202 単一過大荷重を受けるポリカーボネートの疲労き裂進展に及ぼす圧縮過大荷重および応力比の影響(高分子の疲労と破壊)
- 低ΔK領域におけるポリカーボネートの疲労き裂進展挙動に及ぼす応力比の影響
- CFRPの圧電抵抗特性を利用した CFRP/コンクリート構造物のひずみモニタリング
- 希薄なガラス繊維強化フェノール樹脂の疲労破壊挙動に及ぼすカップリング剤の効果
- 202 ガラス繊維強化フェノール樹脂の疲労破壊挙動(材料力学V)
- ポリサルホンの疲労き裂進展挙動
- 高分子材料の疲労特性に及ぼす環境効果
- 940 ガラス/フェノール樹脂複合材料の疲労き裂進展挙動
- ポリカーボネートの疲労き裂進展に及ぼす圧縮応力の影響
- 硬質ポリ塩化ビニルの疲労き裂進展と破面形態
- 紫外線吸収樹脂コーティングされた高分子材料の強度特性
- 117 ポリカーボネートの疲労破面形成におよぼす応力比の影響(疲労破面)