通電加熱型高高温真空引張疲労試験機
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概要
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通電加熱型高高温引張疲労試験機(試験温度700〜3000℃、最高荷重10kg、荷重繰返し速度1~4sec^<-1>、真空度10^<-5>mmHg)が作られた。その試験機の試験片加熱は試験片に電流を流すようにして行なった。そして、また、本試験機の試験として、試験片の温度分布および真空中2500℃におけるタングステン線(99.9%、径0.30mm)ならびに空気中における第1種ニクロム線(径0.80mm)試験片の片振引張疲労試験を行なった。その試験機のおもな特徴および得られた試験結果は、次のようなものである。(1)試験機は高高温(3000℃程度)に加熱することができる。そして、その高温加熱中で、長時間試験を行なっても電気絶縁系の力学的強度ならびに試験精度を害することはなかった。(2)試験片端部周囲を高融点金属線でら旋状に巻き付けた。その結果、試験片取付部の融点より高い温度での疲労試験を可能にした。(3)空気中での疲労試験は耐食金属製試験片取付部(ニッケル製のもの)を利用すると可能になる。
- 社団法人日本材料学会の論文
- 1967-02-15
著者
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