ケイ酸塩-ホウ素化合物系による木材無機質複合体の EPMA 観察と酸素指数法による難燃性評価(<特集>木質材料)
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概要
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The distribution of silicic acid gel and boron compounds in wood-mineral composites made using the silicateboron compound system was examined by electron probe X-ray microanalysis (EPMA). The fire resistance of the composites was also evaluated by applying both oxygen index and percent weight of residual char. The composites were produced by diffusion-penetrating the water glass-boron compound system (double treatment) and the colloidal silica solution system in the sapwood specimens of Sugi (Cryptomeria japonica). For comparison, the composites were also prepared by impregnating boron compounds only into the wood (single treatment). In the single treatment, most of boron compounds in the composites was located in the cell walls as obvious from boron X-ray maps. However, boron compounds themselves were almost all leached out by the leaching procedure, showing no fixation of them in the composites. On the other hand, in the double treatment having the fixation of 54-70% after leaching, silicic acid gel was located mostly in the cell lumina and it was very small in quantity in the cell walls as seen from silicon X-ray maps whereas boron compounds existed in the cell walls besides the lumina even after leaching. In the colloidal silica solution system having the high fixation of 86-94%, most of silicic acid gel was deposited in the cell lumina as an insoluble solid body and it was also very little in the cell walls. In addition, the distribution of boric acid was clearly observed not only in the lumina but also in the walls even after leaching. As a result of fire-resisting test, the oxygen index of the composites trended to increase with an increase in weight percent gain (WPG) and there was a high correlation between the two. The percent weight of residual char was highly correlated to WPG independently of leaching and it increased lineally with an increase in WPG. It may be possible that the percent weight of residual char becomes one way for estimating the fire resistance of the composites because of a high correlation with the oxygen index after leaching.
- 社団法人日本材料学会の論文
- 2001-04-15
著者
-
加藤 定信
島根大学総合理工学部
-
古野 毅
島根大学総合理工学部
-
後藤 崇志
島根県中山間地域研究センター
-
後藤 崇志
島根大学総合理工学部材料プロセス工学科
-
加藤 定信
島根大学総合理工学部材料プロセス工学科
-
加藤 定信
島根大学総合理工学部材料プロセス工学科機械加工システム学講座
-
古野 毅
島根大 総合理工
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