Temporal and Spatial Profile of Apoptotic Cells after Focal Cerebral Ischemia in Rats
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概要
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栓子法によるラット中大脳動脈閉塞モデルにおいてTUNRL法による組織学的検索を経時的に行い, 永久閉塞群と60分虚血再潅流群の間で比較検討した. 両群共に梗塞巣内にapoptotic cellが散見されたが, border zoneでは有意に多かった. 永久閉塞群では再潅流群に比し梗塞巣は大きく早期よりapoptotic cellも多く出現しており, 虚血が強いほどapoptosisが誘導されることが示唆された. 再潅流群ではapoptotic cellは虚血作成後7日目まで認められ, apoptosisがdelayed infarctの形成に関与している可能性が示唆された. また反対側の脳梁にもapoptotic cellは散見され, 脳浮腫がapoptosisを惹起したものと考えられた.
- 日本脳神経外科学会の論文
- 1999-08-15
著者
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HORI Shigeaki
大分医科大学脳神経外科
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山田 昭
大分医科大学脳神経外科
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Hori Shigeaki
大分医科大学 脳神経外科
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Shimomura Tsuyoshi
大分医科大学脳神経外科
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Isono Mitsuo
大分医科大学脳神経外科
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NAKANO Toshihisa
大分医科大学脳神経外科
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Yamada Akira
Department Of Neurosurgery Oita Medical University
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