日本肝癌スタディグループプロトコールによる治療が有効であった肝芽腫の3例
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概要
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肝芽腫に化学療法が有効であった報告が海外で増えているが,今回初診時切除不能であった肝芽腫3例に日本小児肝癌スタディグループ (Japanese Study Group for Pediatric Liver Tumor) のプロトコールに従い化学療法を行った. その結果,腫瘍は64,58と46% に縮小し,またα-fetoprotein (AFP) も0.1,0.6と1.6% と急速に低下した. 3例とも腫瘍の完全摘出が可能となり,1994年4月現在術後26か月,20か月と16か月間,治療終了後22か月,16か月と13か月間寛解を維持している.日本小児肝癌スタディイグループのプロトコールは肝芽腫に有効であったので報告した.
- 日本小児外科学会の論文
- 1994-12-20
著者
-
杉本 徹
京都府立医科大学附属病院小児科
-
細井 創
京都府立医科大学附属病院小児科
-
岩井 直躬
京都府立医科大学大学院小児外科学
-
常盤 和明
京都府立医大小児外科
-
澤田 淳
京都府立医科大学附属病院小児科学教室
-
石田 宏之
松下記念病院小児科
-
杉本 徹
京都府立医科大学小児科学教室
-
出口 英一
京都府立医科大学大学院医学研究科小児外科学
-
岩井 直躬
京都府立医科大学 大学院医学研究科小児外科学
-
出口 英一
京都府立医科大学発達制御外科学
-
安野 哲也
京都府立医科大学小児科
-
立花 賢治
京都府立医科大学小児科
-
石田 宏之
京都府立医科大学小児科学教室
-
白井 千晶
京都府立医科大学小児科学教室
-
石田 宏之
京都府立医科大学小児科
-
杉本 徹
京都府立医科大学大学院医学研究科小児発達医学(小児科学教室)
-
澤田 淳
京都府立医科大学小児科
-
杉本 徹
京都府立医科大学 周産期治療部 小児科
-
細井 創
京都府立医科大学大学院医学研究科小児発達医学
-
澤田 淳
京都府立医科大学 小児科
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