卵巣癌初期治療終了時におけるCA125値と予後
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概要
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卵巣癌初期治療終了時におけるCA125値と予後の相関を検討した. 対象は卵巣癌Stage III 15例, Stage IV 1例であった. 初期治療(初回手術+化学療法3コース)終了時のCA125値が35units/ml以下に下降した群は, 初回手術後18カ月から45カ月たった現在も全例生存中である. しかし35units/ml以下に下降しなかった群は, 初回手術後16カ月以内に全例死亡した. そして統計学的に両群の生存率には有意な差を認めた. 以上の結果より, 卵巣癌の予後に影響を与える最も重要な因子は初期治療終了時におけるCA125の正常化であることが判明した.
- 社団法人日本産科婦人科学会の論文
- 1991-05-01
著者
-
永田 行博
鹿児島大学
-
池田 俊一
鹿児島大学周産母子センター
-
池田 俊一
鹿児島大
-
堂園 晴彦
鹿児島大
-
堂園 晴彦
鹿児島生協病院
-
松元 保
県民健康プラザ鹿屋医療センター産婦人科
-
堂園 晴彦
鹿児島大学産婦人科
-
中村 行彦
鹿児島大学産婦人科
-
三輪 勝洋
国立都城病院産婦人科
-
家村 和千代
鹿児島大学医学部産婦人科学教室
-
三輪 勝洋
鹿児島大学産婦人科
-
松元 保
鹿児島大学産婦人科
-
家村 和千代
鹿児島大学医学部産婦人科
-
新村 亮二
鹿児島大学医学部産科婦人科学教室
-
中村 行彦
鹿児島大学医学部産婦人科学教室
-
新村 亮二
鹿児島大学医学部産婦人科
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