原子核大振幅集団運動の理論
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概要
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最近の原子核集団運動の微視的理論の一つの中心課題である, 大振幅集団運動論について, その基本的な考えを歴史的背景とともに解説する. 原子核は孤立有限量子多体系であり, それ故自己無撞着性に起因する強い非線形性を持っている. この様な非線形効果によって支配される原子核集団運動をうまく記述しうるような, 新しい力学の出来るだけ簡明な紹介をこの解説で試みる.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 1986-03-05
著者
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