超伝導と結晶塑性
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概要
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鉛が超伝導状態になると著しく軟化するという現象が1968年に発見されて以来, 多数の研究者によって実験的研究が行われ, 今ではそれがすべての超伝導金属に普遍的な現象であると考えられている. この発見には二つの大きな意義があった. 一つは, もちろん結晶塑性に対する伝導電子の影響の本質をはじめて明らかにしたことである. もう一つは, この発見を契機として, 結晶転位の熱活性化過程の詳細が理論, 実験の両面から検討され,これによって結晶塑性論の基礎が再構築されたことである.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 1976-04-05
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