フォノン・スペクトロスコピー
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概要
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デバイ・カットオフ周波数に及ぶフォノンを人工的に扱えるようになり, また中性子散乱以外の手段でフォノンのスペクトルが観測されるようになったのは最近のことである. ここ数年の間に液体ヘリウム, 固体・液体ヘリウム界面あるいは固体の物性研究にこれらが利用され成果が得られつつある. 本文ではフォノン・スペクトワメータの原理・特性そしてそれを使って得られた最近の成果について概観してみる. フォノン・スペクトロスコピーという概念が一人前になりはじめたのは最近のことであるが, 超音波, 熱伝導, X線温度散漫散乱などこれにつながる手段は以前からあった. これらとの関連についてもふれる.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 1976-03-05
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