進化分子工学のすすめ : 生体高分子機能の創出と生命の起源へのアプローチ
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概要
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バイオテクノ口シーの進歩によって, 試験管の中で高速進化する生体高分子系を構築できるようになった. この技術は, 進化学を歴史本学・観察科学から実験科学に転換し, 分子生物学を歴史の一回性から解放する. この進化分子工学は, 生体高分子という興味ある物質の物理に新しい側面を加え, 生命の起源という接点を通して物理科学と生命科学を統合し, 他方では, 新規機能性高分子を設計する適応的手段を提供しつつある. 本稿では, ウイルスの進化機構論的定義という新しい観点を中心にして説明する.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 1997-09-05
著者
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