全地球史解読計画
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概要
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1995年から文部省重点領域研究として「全地球史解読」がスタートした. この「全」は「地球」にかかり地球中心核から地球をとりまく宇宙までを, 地球システムの動態もろとも解読することを意味する. 「全」は「解読」にかかり, 地層や岩石の残る過去40億年にわたる地球史を網羅することを意味する. さらに「全」は「解読」にかかり, 可能なすべての手法を結集して地層や岩石に記録されたあらゆる事柄の解読を意味する. つまり, 地球をまるごと理論することを目指した壮大な計画である. 「縞々学」の成立に始まるこうした研究の流れを概観し, さまざまな議論を通じて構築されつつある. 新しい地球史年表や歴史科学としての地球史研究の方法論を紹介し, この計画の現状と展望を述べよう.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 1997-08-05
著者
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