気体放電における原子分子素過程
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
気体中で相対した2個の電極の間に電圧をかけ, それを次第に高めていくと, やがて気体は絶縁性を失って放電がはじまる. このような気体放電は, 電場によって加速された荷電粒子, 2次的に作られた励起原子分子, それに光子などの関与するさまざまな原子分子素家庭の集積であると見ることができる. だから気体放電の現象を理解するには, それぞれの素過程についての詳しい知識が必要だが, 現在その知識は十分とは言えないし, すでにえられている知識さえ十分生かされているとは言えない. ここではこの種の問題で重要と思われる素過程のうち, 電離および再結合に関するものをとりあげ, それらについてどの程度のことがわかっているかを概観する.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 1973-08-05
著者
関連論文
- 2a-S-6 電子衝撃による水素様イオンの電離
- 14a-R-2 極性分子による低エネルギー電子の散乱
- 第12回電子及び原子衝突の物理学国際会議
- 第7回原子衝突国際会議
- 水素分子と低エネルギー電子の衝突断面積 : 木星の上層大気への応用
- 1p-WA-10 極性分子間の共鳴的振動エネルギー移行過程II
- 1p-WA-9 極性分子の衝突における回転エネルギー移行 II
- 31a-B-6 低温ガス中の分子衝突
- 核融合に関連する原子過程の研究--我が国における研究の現状について
- 第11回原子衝突国際会議
- 3p-L-7 イオン,極性分子の低速度衝突の理論
- 第6回原子物理学国際会議
- 31a-LF-9 極性分子の低エネルギー衝突
- P. G. Burke: Potential Scattering in Atomic Physics, Plenum Press, New York and London, 1977, vii+138ページ, 23.5×16cm.
- 3.8. 星間物質中の原子分子(宇宙物理 第3章 宇宙の物理)
- P.G.Burke and B.L.Moiseiwitsch編, Atomic Processes and Applications, in Honour of David R. Bates' 60th Birthday, North-Holland, Amsterdam, New York and Oxford, 1976, x+533ページ, 23×16cm, 24,750円.
- R.D. レヴィン・R.B. バーンステイン著, 井上鋒明訳, 分子衝突と化学反応, 東京大学出版会, 東京, 1976, vii+293ページ, 21.5×15cm, 3,500円.
- はじめに
- 5a-A-10 極性分子同士の低エネルギー衝突について II
- 5a-A-9 極性分子同士の低エネルギー衝突について I
- 4.1 ロケット・科学衛星による観測(4.宇宙航空研究所による観測事業1966-1976)(宇宙観測最近10年の歩みと今後の展望)
- スペース・シャトルからの粒子放出実験(SEPAC計画)における原子分子過程
- 原子過程断面積データ集第 2 集 : 水素・ヘリウム原子同位体とそのイオンおよび光子・電子を含む過程
- 6p-K-4 H_2同志の衝突における回転励起
- 2.1 核融合プラズマ研究における原子過程
- 極性分子による低速電子の散乱(物理学の諸分野にわたるGlauber理論の妥当性,研究会報告)
- H. S. W. Massey, E. H. S. Burhop and H. B. Gilbody : Electronic and Ionic Impact Phenomena, 2nd ed., Vol. IV ; Recombination and Fast Collisions of Heavy Particles (本巻の担当はMasseyとGilbody), The Clarendon Press, Oxford, 1974, xxvi+1008+38 (index)ページ, 24×16.5
- 第4回原子物理学国際会議
- 原子過程断面積データー集第 1 集 : 水素原子同位体 (H, D, T) とそのイオンおよび光子・電子を含む過程
- M. A. Gordon and L. E. Snyder編 : Molecules in the Galactic Environment, John Wiley & Sons, New York, 1973, xv+475ページ, 24×16cm, 6,060円.
- 低エネルギー電子の降下による大気光
- 気体放電における原子分子素過程
- 原子衝突とGlauber理論(物理学の諸分野にわたるGlauber理論の妥当性,研究会報告)
- 12p-U-1 気体放電における原子分子素過程
- 国際会議への出席に関する調査報告
- L. G. Christophorou: Atomic and Molecular Radiation Physics, Wiley-Interscience, London, New York, Sydney and Toronto, 1971, x+672頁, 15×23cm, 11,600円.
- H. S. W. Massey, E. H. S. Burhop and H. B. Gilbody: Electronic and Ionic Impact Phenomena, Vol. III; Slow Collisions of Heavy Particles (担当H. S. W. Massey), Oxford University Press, London, 1971, xx+820頁+index, 16×24cm, 12,600円.
- 1a-TF-12 低エネルギー電子によるHD分子の回転励起
- H.S.W. Massey and E.H.S. Burhop: Electronic and Ionic Impact Phenomena, Vol. I. Collision of Electrons with Atoms, Oxrord University Press, London, 1969, 704頁, 15.5×24cm, 10,800円. H.S.W. Massey: Electronic and Ionic Impact Phenomena, Vol. II. Electron Col
- 16p-E-8 電子によるpolar moleculeの回転励起 IV. : 電子交換効果
- 星間物質
- 酸素原子と低エネルギー電子の衝突断面積
- 酸素分子と低エネルギー電子の衝突断面積
- 窒素分子と低エネルギー電子の衝突断面積
- 原子衝突研究の最近の進歩
- 31p-A4-4 極性分子間の共鳴的振動エネルギー移行過程(31p A4 原子・分子)
- 31p-A4-3 極性分子の衝突における回転エネルギー移行(31p A4 原子・分子)