ピコ秒時間分解ラマン分光で見えてきた光励起分子の変換ダイナミクス
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概要
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我々の身近な物質界を支配しているのは電磁気力であり,電磁気力を具現しているのが光であるから,我々が物質界と相互作用するとき,光が本質的な役割を果たすのは当然である.光合成や視覚などの生物学的現象,光エネルギー変換,光機能性物質の創製,光情報処理などの最新科学技術,これらがいずれも光を仲立ちとして成立しているのは決して偶然ではない.光に対する物質の応答の仕組みを原子・分子のレベルで解明することは,これらの相互作用を正しく理解し,あるいは創り出し,また制御する道を拓く.ピコ秒時間分解ラマン分光法は,そのための戦略的手法となる可能性を秘めた強力な分光手法である.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 1994-07-05
著者
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