ドーピング効果に関する基礎的研究 : マウスの移動運動に及ぼすカフェインの影響
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概要
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薬物のドーピング効果に関する基礎的研究という観点から, カフェインがマウス(ddY系, 8および9週齢, 雄性)の移動運動に及ぼす影響を検索した. 実験はまず, 行動薬理学の分野で多く使われている実験動物自発運動量測定装置(Animex)を使用し, 自発運動量の測定と同時に行動の観察を行い, 1.0-8.0mg/kgのカフェインが異常行動を伴うことなく調整のとれた自発運動を増加させることを見定めた. 次いで,著者が考案・製作した移動運動追跡装置(locomotor activity tracer)を 使用して, 1.0, 2.0, 4.0および8.0mg/kgのカフェインがマウスの移動運動に及ほす影響を移動回数および移動速度を指標にして分析した. その結果, カフェインにおいて移動回数の増加および移動速度の亢進等ドーピングとして考えられる影響が認められた.
- 社団法人日本体育学会の論文
- 1993-07-01
著者
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